僕とお酒(学生時代編)


ビールでカンパイ!は憧れですが…




皆さんこんにちは。

Shiraferプロデューサーの小石川です。






お酒、飲んでますか?





去年今年はコロナ一色。




本来であれば今頃、仲間たちと酒を酌み交わしながら日本代表の勇姿に一喜一憂していたことでしょう。





もとい、仲間たちがビールでカンパイをする中、

僕はキンキンに冷えたコークを

飲み干していたことでしょう。






そうです、僕はお酒が飲めません。






本シリーズでは僕が「なぜShiraferを始めたのか」を、

読者様の顔色を伺いつつ、少しばかりの独断と偏見を交えながら書き述べて行こうと思います。





1億人の中の1人でも、この記事を読んで救われる方がいるのであれば、

大変幸せに思います。






受験戦争どこ吹く風





僕は元バンドマンです。






バンドマンと言っても、ライブをすれば数十人、過去に運良く地元のラジオに1回だけ出たことを武勇伝として生きている、どこにでもいるTHE・売れないバンドマンでした。





話は少し遡り、冴えなかった高校時代、少年は音楽に走ります。






近所の楽器屋で親にねだって買ってもらった15,000円のアコースティックギターを片手に、

やれゆずやら、サスケやら、ミスチルやら、モテたい一心でぎこちないストロークに生きる意味を探していました。






そうなると当然(?)、受験勉強なんてすっかり放棄です。






高校3年生の夏、いい加減進路を決めなさいと先生に言われた僕は、

自宅に導入されたばかりのWindows VistaでYahoo!を開くと、「軽音 大学 関東」と入れるわけです。






そこでヒットした情報の中で、最も入りやすそうな大学に無事入学。





晴れて夢の音楽生活のスタートです。

(注:音楽大学ではないです。普通の文系私大です。)






THE・大学デビュー



大学デビュー




読み方:

だいがくデビュー





意味:

高校生の頃は、それほどクラスで目立たない存在だった人が、大学に入って、主に友達が多く、異性にもモテるような、充実したキャンパスライフを送りたいという気持ちから、見た目や言動を大きく変化させることを意味して用いられる語。

(出典:実用表現日本語辞典 https://www.weblio.jp)







性格の明るさと言うよりは、大学に入って初めて自分がやりたいことに出会ったという意味では、僕も立派な大学デビュー。夢にまで見た大学デビュー。







Windows Vistaでしっかりとリサーチ済みである、憧れの軽音楽部の門を叩きます。





それはもう、まさに憧れていた軽音活動そのもの。






バイトで貯めたFender Japanのテレキャスターと、身の程知らずに買い揃えたBOSSのエフェクターを相棒に、仲間たちと日々コピーバンドに明け暮れます。







ELLEGARDENで愛を叫び、

Arctic Monkeysで夢を語り、

back numberで涙を流し、

NUMBER GIRLに憧れを抱いて。






授業なんて行かず、日々音を鳴らしては朝まで友人と語り合う、

そんな無意味か有意義か、なんていう次元を超えた、欲望のままに生きる日々が続いて行きました。






はじめての飲酒



音楽(ロック)と大学に切っても切れないもの、それは「お酒」。




例えば、僕の敬愛する伝説のロックバンド「Oasis」のリアム・ギャラガーはアルコールに

×××になんでも来いの暴れん坊で、ツアー先のホテルで酔って暴れて、各国の警察のお世話に

なった、なんてことは数知れず、どう考えても非常識な行動ですが、それをカッコいいと思え

てしまうということが、ロックの世界の恐ろしいところです。





また、大学での飲酒に関するトラブルは毎年社会問題となっており、

某大学の現役学生が逮捕されるなんてニュースも実際に起こっているのが事実です。






念のため先にお伝えしておきますが、

我が大学は決してコンプライアンスに違反するようなことはしておりません。







ここからのお話は、20歳を超えてから、学年で言うと2年生以降のお話ですので誤解なきよう。






お酒が飲める年齢となり、後輩も出来てくると、軽音部内・外で様々な交流の場に参加する機会が増えてきます。






そこでは当然のように瓶ビールと日本酒がスタンバイ。






先輩に気に入られたい、仲間にカッコよく見られたいの一心で、苦手なお酒を必死で流し込むわけです。







するとどうでしょう、内臓が飛び出てしまいそうなほどの吐き気に、ベンジー愛用のグレッチで殴られたような頭痛、気持ちとは裏腹に動かない身体、薄れていく記憶…





20年間で経験もしなかった不調が僕を襲います。






気が付けばそこは知らない景色。





消えない頭痛で目が覚めると、

そこはマザーテレサと呼ばれている面倒見のいい男の先輩の家でした。




※我が大学は決してコンプライアンスに違反するようなことはしておりません。



あくまで僕がカッコつけたい一心で自ら飲んだことによる出来事です。

大事なことなので2回言います。






この時、僕は気付きました。





「下戸」である、と。






それなりに平和な環境で育ってきた僕は、これまで一度も飲酒をしたことがありませんでした。






親戚のおじさん連中やテレビで見るビールのイメージは、爽やかで美味しそうで、楽しそうで、それはもう魅力的で理想の飲み物、という印象でした。






そのイメージはこの日を境に一変します。






先輩に迷惑をかけたことよりも、後輩にダサい姿を見せたことよりも、かわいいあの子の前で醜態を晒したことよりも、何よりもその事実にショックを抱いたことを鮮明に覚えています。






念の為、後日少量のビールを口にしてみたのですが、

不快感しか感じることができず、「あぁ、やっぱり下戸なんだ僕は」と、

立ちはだかる現実に打ちひしがれていました。





だから胃袋よ あぁ僕の胃袋よ

もっと強靭たれ もっと貪欲たれ

(出典:Mr.Children「Q」より 友とコーヒーと胃袋)






CDが擦り切れるほど聞いたこの曲が、一段と響いたハタチの冬の思い出です。






葛藤と疑問





そんな文字通り苦い経験をした僕ですが、

飲み会や交流会といった類は大好きでした。





声を大にして言いたいことがあります。





「下戸=飲み会嫌い」では決してございません。






お酒が苦手という不安材料さえ無ければ、友人とのバカ騒ぎも、様々な人との交流も、

それはもう心の底から楽しいと思っている方も多く存在しているのです。






なのにどうしてもお酒だけは身体に合わず、そのことによりせっかくの楽しい時間が半減してしまうのです。





本当は、

みんなと同じように「とりあえずビール!」と声高らかに叫びたい。





「先輩、日本酒飲めるんですねっ!」と、後輩から尊敬の眼差しで見られたい。





おしゃれなバーの写真をインスタのストーリーに上げてみたい。






当時の僕は、下戸である自分を悲観し、蔑み、悔しさでいっぱいでした。





ですが、ある日ふと思ったのです。





きっかけは何気なく見ていたテレビ番組で、辛いものが苦手な芸人に激辛グルメを食べさせるという企画が映し出されていました。





オチとしては、一口食べてみるもののどうしても先に進めず、

途中リタイアで終了、という流れだったかと思います。





その時、僕の頭に大いなる疑問が浮かんできました。





辛いのが苦手な人がデスソースを食べられますか?




根性でウサインボルトと同じタイムで100mを走ることができますか?




アレルギーの人にアレルギー食材たっぷりの料理を出せますか?






大袈裟ではなく、お酒が飲めない人が飲酒をするということは、

これらと同様と言えるのではないかと。






僕はたまたまお酒がそれであっただけで、日常生活や人生に置いてなぜ引目を感じなければならないのか、と。





現在ではだいぶ社会の理解も進んで来たように思えますが、

当時はまだ会社での飲み会や接待に対する不安を口にしていた先輩が多く、

下戸は出世に響くとまで言われていた時代でした。






Shiraferという概念のはじまり



人間努力や根性では解決出来ないものがあるのです。





通常、食べ物の好き嫌いやアレルギーであれば強要されることなんてありません。






ある程度のレストランでは、お店側のマナーとして必ずアレルギーの有無を事前に確認するのが普通です。





ですが、なぜかお酒だけはそれが許されない。





ここに大きな疑問を抱いたのです。





当時はまだ「Shirafer」という言葉はありませんでしたが、なんとなく将来、

ある種不自然なこの状況が緩和されるような社会を作りたいと考えはじめていたように思えます。






マイノリティですらなく、食べ物と同じようにお酒にも好き嫌いがあるということは極自然なこと。






こんな当たり前のことに気付かなかった自分、そして社会に大いなる疑問を感じながら過ごした大学生活ですが、そこを除けばとても楽しく、有意義な4年間でした。






1億人のうち1人でも共感していただけることを夢見つつ、

本日はここで失礼させていただきます。






次回をお楽しみに!



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